①キリスト教が示す生き方として、暴力(する方も、される方も)に反対する立場を明確にする。
②暴力と復讐の連鎖を終わらせ、世界平和を実現する唯一の方法は、自らが暴力と復讐を止めることであることを示す。
・誰かから自分の右の頬を打たれるということは、(利き手は右と考え、右手で人を打っていると考えるならば)右の手の平ではなく、右手の甲で打たれているということである。(これはとりわけ相手をはずかしめる行為と見なされる。)そうするとそのまま今度は、右の手の平で左の頬を打たれるというのが、通常考えられる流れである。
・きょうだい喧嘩から国同士の争いまで、「やられたからやり返せ」ではエスカレートする一方である。
・イエス様は自分の意見を主張し、抗議はしたが、暴力に対しては抵抗しなかった。その結果が十字架の死である。しかし、神がその十字架の死を決して無駄にせず、平和のために用いられたということを心に刻んでおきたい。
・「目には目を」「歯には歯を」は旧約聖書(出21:23-25,レビ24:19-20,申命19:21)にもあるが、古代オリエント最大の成文法典である『ハムラビ法典』の言葉として有名である。同態復讐法または同害報復法と呼ばれる。
・この法は、個人的復讐やあだ討ちを勧めているものではない。人種的偏見などから刑罰の重さが左右されることを避け、公正な裁判により刑罰の程度を定めているものである。
・イエス様は、個人的暴力や攻撃について復讐するなと言っているのであって、公的・法的・社会的な正義が踏みにじられていることに抗議することを禁じているのではない。
みんなはきょうだい喧嘩をしたことがありますか?きょうだい喧嘩はたいてい、ちょっとした事から始まりますね。小さなことでも「やられたらやり返す」を繰り返していくと、それでとうとう止まらなくなって喧嘩になっちゃう。そういうことはよくあることですね。でも実は、国同士での争いでもおんなじことが言えます。「昔ひどいことをされたから」という理由で、他の国の人たちがある国の人たちにミサイルを撃ったりするとするでしょ?そうすると、その国の人たちはまたそれで、ミサイルを撃った国の人たちに恨みを持ってしまうんです。そして「いつか仕返しをしてやる」って思います。そんな風に「やられたらやり返す」ということを繰り返していったら、いつまでたっても喧嘩は終わらない。争いも終わらない。戦争も終わらないんですね。
イエス様は、「だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬も向けなさい。」と仰いました。このビンタはきっと、こんな風に、右手の甲で打ってるんですね。これは、普通よりもひどいビンタの仕方です。イエス様はつまり、ひどいことをされた時にこそ、「仕返しするのを止めなさい」と仰っているんです。ひどいことをされた時に「やられたからやり返す」とやっていると、どうしても止まらなくなってしまうからです。だけどこれは、「やられっ放しでいい」というわけではありません。仕返しはしないけども、ちゃんと「そんなことはやめろ」と抗議はしないといけませんね。その抗議の一つのやり方として、イエス様は「あなたの左の頬をも向けなさい」と仰っているんです。これは、「私は決して、暴力は振るわない。やられてもやり返さない。」という強い意志を相手に伝えていることになりますね。それが、「こんなことは早く止めなさい」という、強いメッセージなるんですね。
実は、イエス様ご自身が「やられてもやり返さなかった」人です。そしてイエス様はとうとう、十字架につけられてしまいました。それだけ聞くと、とてもひどい、悲しい話です。でも神様は、そのイエス様の十字架の死を、決して無駄にはしませんでした。イエス様の十字架の死によって、私たちの罪が赦されることになり、そして、地上に平和をもたらす力が与えられることになったのです。
だから私たちも、イエス様に従うならば、「やられたからやり返す」ということをしてはいけませんね。それは、地上に平和をもたらす唯一の方法なのです。イエス様がそれを教えてくれたし、そのための力も与えてくださいます。「やられてもやり返さない」ということは、悔やしくて苦しいことだけども、イエス様が必ず助けてくださって、慰めてくださいます。イエス様があなたの味方だっていうことを、決して忘れないで下さいね。そして、その悔しさや苦しみは、決して無駄なことじゃないんです。イエス様の十字架と同じように、その悔しさや苦しみも神様に用いられて、何か善いことのために役に立つのです。イエス様の言葉を信頼して、イエス様に従って生きていきましょうね。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□45番 「わたしたちのともだちに」
□改訂版125番 「イェス、イェス」
「復讐してはならない」とありますが、聖書が伝えているのは復讐の禁止というよりも、むしろ隣人を愛すること。
毎日曜日同じ教会で過ごすみなさんに、今日は子ども達からバレンタインデーのプレゼントをしてみませんか!
〈材料〉
コーンフレークス(甘くないもの)1箱に板チョコレート3~4枚の割合で適量を用意。
飾り(アラザン・カラースプレーなど製菓材料売り場にあるもの)、弁当用アルミカップ
〈作り方〉
*チョコをボウルに入れ、一まわり大きい湯を張ったボウルに重ねて湯せんで溶かす。
*溶けたチョコを別のボウルに入れたコーンフレークス全体にゴムベラを使ってまぶす。
*スプーンでコーンフレークスをすくい、アルミカップに適量を入れる。
*チョコが固まる前に上に飾り付けをする。