2010年11月7日 全聖徒主日
ヨハネ16:25-33 ヨナ2:1-10 Ⅰコリント15:50-58

今週の聖句

「しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている。」
ヨハネによる福音書16:33

ねらい

・わたしたちのいのちの主であるイエスさまのことを覚え、信頼する。

説教作成のヒント

・先に天に召されたすべての兄弟姉妹を記念する全聖徒主日。すでに肉親などの死に出会ったことのある子どもたちもいるだろう。キリストと、キリストを送られた父なる神が、生きていても召されるときも、いのちをしっかり捕らえてくださっていることを伝えたい。

・こどもたちはこどもたちなりに、弱さの自覚や罪の意識を抱えて生きている。「自分は天国に行けるだろうか」と不安に思う子もいるかもしれない。そのような者のためにこそイエスは来られたのだということが慰めと励ましになればよい。

豆知識

・ヨハネ福音書13章~16章は、最後の晩餐の席で、弟子たちの足を洗った後に彼らに語られたとされる「告別説教」であり、今日の部分はその締めくくりである。弟子たち、またイエスが見えなくなった後の世代のキリスト者に対する励ましとして語られている。

・ヨハネ福音書において「世」はキリストの対立勢力として描かれる。具体的には、初代教会と実際に対立していた当時のユダヤ教(特に祭司や律法学者たち)を主に指している。今の私たちがこのみことばを聴くときには「キリストの福音を妨げるもの」と受け止めるべきであり、それは私たちの心の中にも確かに存在する。弟子たちも「分かりました」(30節)といいながら、イエスの十字架の前に「散らされて」(32節)逃げていく。しかし、そのような私たちの弱さにイエスは打ち克ってくださるのである。

説教

今日は教会では、先に天国に行った人たちのことを記念して、その人たちのことを思い出しながら、礼拝をする日です。皆さんの中にももしかすると、ご家族やご親戚の誰かが亡くなられて、すでに天国に行っている、という人がいるかもしれませんね。大事な家族だったペットが、もう天国に行っているという人もいるかもしれません。

少し聞くのが怖いと感じる人もいるかもしれませんが、「死」というのは大きなお別れです。それまで一緒にいてくれた人と、どこを探してももう会えなくなるということは、「天国にいる、神さまのところにいる」とわかっていても、悲しくて、寂しいことだと思います。

イエスさまとお弟子さんたちも、お別れをしなければなりませんでした。お弟子さんたちは「イエス様にずっとついていきます」と言いましたが、結局そうすることはできず、イエスさまはただひとりで十字架にかかって死んでしまわれました。その後、イエスさまは十字架から復活されましたが、お父さんである神さまのところに帰っていってしまわれました。これまではイエス様がいろんなことを助けてくれていましたが、これからお弟子さんたちはイエス様が見えないままで、生きていくことになりました。

でも、そのお弟子さんたちに、イエスさまは約束してくださったんです。それが今日のみことばカードのことばです。「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに、世に勝っている。」お弟子さんたちは、イエス様が見えなくて苦しいときもありました。失敗するときもありました。でもそういうときのためにイエスさまはその前に、「あなたが苦しいときも、失敗してしまうときも、怖がらなくていい。見えなくても、わたしが一緒にいるから大丈夫だ」というイエス様からの約束でした。

「主われを愛す」という讃美歌がありますね。「主われを愛す主は強ければわれ弱くともおそれはあらじ・・・」こういう歌です。この歌の意味を知っていますか?アイスクリームの歌ではないんですよ。この歌は、「わたし自身の力は弱いけれど、神さまがわたしたち一人ひとりを愛して、一緒にいてくださるから、私は何も怖くない」という意味です。

先に天国に行った人たちのことも、いま生きているわたしたちのことも、神さまは愛して、守ってくださっています。それでも心配になったときには大きな声で「主われを愛す・・・」と歌って、イエスさまのことを思い出してください。きっと勇気と元気がわいてきますよ。

分級への展開

さんびしよう

*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より

□60番 「かみよわたしの」

□改訂131番 「悲しいことがあっても」

やってみよう

☆みことば風船キャッチボール

<用意するもの>

ビニール袋(人数分)・色画用紙12cm四方(人数分)・マジック

①色画用紙を半分に折り、ハート形になるよう切る。

②できたハートに、今日のみことば「しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世にかっている。」ヨハネ16:23と書く。

③ハートをビニール袋に入れて、膨らまして風船を作る。(ビーズや、残りの画用紙を小さく切ったものを一緒に入れてもきれい)

④みんなで輪になって、まずは1つのビニール風船を使い、「勇気を出しなさい」と言って誰かに投げる。

⑤キャッチした人は、「わたしは、すでに世にかっている」と言って、別の人に「勇気を出しなさい」と言って投げる。という感じでキャッチボールする。慣れてきたら、ビニール風船を増やしてみましょう。

※再来週のために、トイレットペーパーの芯を集めておきましょう。