☆寸劇をしよう「天国に行くには」
<役>金持ち、ラザロ、アブラハム、ナレーター、天使、(人数によっては、前半、後半で役をわけてください)
ナ「あるところに、金持ちがいました。その金持ちは、いつもきれいな服を着て、毎日ぜいたくに遊んで暮らしていました。」
金「うまい!うまい!今日もごちそうだ。もっともっと持ってこい。」
~ラザロ、ふらふらと金持ちの前に横たわる~
ナ「金持ちの家の門の前に、ラザロというできものだらけの貧しい人が横たわりました。」
ラ「お腹すいたなぁ~。寒いなぁ~。ああ、おいしそうな、いいにおい。せめて、テーブルの下にこぼれた物でも、食べたいな~。」
ナ「時が過ぎ、やがてラザロは死んで天使たちによって、天国にいるアブラハムのすぐそばにつれていかれました。
~天使たちは、ラザロをアブラハムのそばにすわらせる。~
ナ「そして、あの金持ちも死んで、陰府(よみ)に連れていかれました。」
~天使たちは、金持ちをアブラハムから遠く離れた所にすわらせる。~
金(もだえながら)「ああ、暑い!苦しい!」
ナ「ふと、遠くを見ると・・・」
金「あっ!父アブラハムのそばで笑っているのは、ラザロではないか!」
ナ「金持ちは、大声で言った。」
金「父アブラハムよ!わたしをあわれんでください。ラザロをよこして、指先を水にひたし、わたしのに舌を冷やさせて下さい。わたしは、炎の中でもだえ苦しんでます。
ア「子よ。思い出してみるがよい。おまえは、生きている間、良いものをもらっていたが、ラザロは、反対にわるかれくるいものをもらっていた。今は、ここで彼は、なぐさめられ、おまえは、もだえ苦しむのだ。」
(おしまい)
※この金持ちのように、いつも自分だけのことを考えていては、天国へ行くことはできません。神さまは、みんなを天国へとまねきたいと思っています。すぐ、となりに苦しんでいる人がいても気づくことができないとこの金持ちのようになってしまします。すぐそばに、ラザロさんのように困っている人がいないか探してみましょう。