①本当に必要なものは何かについて考える。
・社会の中で必要だと思うものを子どもたちと考えてみてはどうか。
・子どもたちが必要だと思っているものを尋ねてみてはどうか。
・イエスさまが必要だと言われているものは
・「座って」(39節)は「自分の場所を誰かの脇に取る」を意味する言葉。
・「せわしく立ち働いていた」(40節)という言葉は、「周りへ」+「引く」という2つの語からできている。「周りへ引かれる」ということ。
・以上のように原文では二人の姿が対照的である理由が明らかにされている。「中心」とすべき何かの脇に自分の場所を取るマリアと周りへ引かれ、「中心」から離れているマルタの姿である。
(前準備)厚紙と爪楊枝で2~3種類のコマを作っておく。一つは中心に、他は中心からずらしてそれぞれ爪楊枝を刺しておく。
今日は、コマを作ってきました。みんなはコマを回したことがありますか?さっそくまわしてみましょう。どちらのコマがよく回るでしょうか、予想してみてください。(中心に爪楊枝を刺したコマを回し、続いて中心からずれた場所に爪楊枝を刺したコマを回す)最初のコマはよく回りましたね。でも、次の(あるいはその他の)コマはよく回りませんでした。よく回ったコマとそうでないコマとでは何が違うのでしょう。(子どもたちに尋ねてみるのもいい)
(コマを横にして子どもたちに爪楊枝がどこに刺さっているか見えるようにする)よく見てください。よく回ったコマはちょうど真ん中に爪楊枝が刺さっていますが、もうひとつの、よく回らなかったコマは少しずれたところに爪楊枝が刺さっていますね。コマがよく回るには、芯となる爪楊枝が真ん中にあることが大切なことなのです。
今日、イエスさまはマルタさんとマリアさんの家を訪ねました。二人ともイエスさまが来てくれたのでとてもうれしかったでしょうね。でも、イエスさまを迎える二人の姿は違っていました。マリアさんはイエスさまのそばに座っていました。マルタさんはイエスさまを喜ばせようと、飲み物や食べ物の準備をしていたのでしょう。「いそがしく立ち働いていた」と書いてあります。あまりにも忙しいので、マルタさんはイエスさまにマリアさんにも手伝うように言ってほしいとお願いしました。するとイエスさまは言われたのです。「必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない。」(42節)
マリアさんが座っていたのは、イエスさまのそばでした。イエスさまのお話がよく聞こえる場所です。イエスさまが喜ばれるのは、イエスさまを真ん中にして、その言葉を聞き、イエスさまと一緒に生きるということです。どんなときでも、イエスさまと一緒に生きる。これが「ただ一つの必要なこと」です。私たちというコマもイエスさまという芯を真ん中にすると、このコマのようによく回るのです。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□53番 「しゅにしたがいゆくは」
□119番(改訂版) 「主に従うことは」
用意するもの
型紙(先週と同じもの) 色画用紙(1色でもOK 好きな色を選べたらなお良い) のり ペン はさみ シール など
□神さまのみ言葉を聞くことの大切さを教えられている箇所。前の週では隣人とつないだ手を今週は神さまに祈る手にする。
□先週の型紙を使って画用紙を切ります。そのときに実際の型紙より10センチくらい長く切る。(図4)
□手を合わせるように指先を糊付けし、手首の部分を折って手が自立するように調節しながら糊付けする。シールなどで飾っても良い。(図5)
□「神さまのみことばを聞く」がテーマの箇所を読み、みんなで祈る。例サムエル記上3章の「主よ、お話し下さい。僕は聞いております。」ロマ書10章17節「実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。」
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