イエス様が、「良い羊飼い」の話をして、自分が本当の救い主であることを伝える。
・ユダヤ人がイエスを取り囲んで「メシア」であるのかどうか、詰め寄って来ている。この威嚇に対して、イエスを信じる姿を、羊飼いと羊の信頼関係の話を通して示す。
・宮清めの祭ともいい、12月に8日間行われる。祭の間、家々にあかりが灯され「光の祭」とも呼ばれる。
・イスラエルで、当時、家畜の群れを所有者の子どももよく世話をした。
・羊は夕刻には、同一地域のものが一緒に、洞穴やおりに収容され、朝、それぞれの羊飼いに先導されて、牧場に向かう。羊は羊飼いの声を知っており、名を呼ばれるとこれを聞き分ける。
動物にも、名前をつけて、私たちは呼びますが、ある猫はちゃんと自分の名前を知っています。「とら」というのですが、「とらちゃん」「とらすけ」「とらっちょ」と言うと全部「ニャーオ」と答えます。家族の違う名前をとらに向かって「たろう」「じろう」「けいこ」なんて言っても、返事はしません。「とら」と言う音を長い間に覚えたのでしょうね。
今日のイエスさまの羊の話は、「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。」というお話ですが、当時、羊は群れで飼われていて夜は一緒におりの中に囲われていました。朝になると、それぞれの飼い主が羊を呼んで連れに来るのですが、羊はちゃんと、主人の声を聞き分けて出てくると言います。何人かの羊飼いの中から、「あ、これはご主人の声だ。」と判るんですね。自分をわかって大事にしてくれる。その声には安心があり、信頼しているのですね。
今日のイエスさまの回りには、イエスさまをメシア(救い主)として受け入れられないユダヤ人が、詰め寄ってきていました。イエスさまを信頼せず、受け入れない人は、イエスさまを羊飼いとして認めてないので、その声を聞いても(呼ばれても)ついていかないのです。本当の救い主が誰であるか、心かたくなに受け入れないのは残念なことですね。
わたし達は、イエスさまをよく聖書で知り、その真実の教えを覚えて、自分にとって本当に信頼できる救い主であることを学びましょう。また、違う羊飼いについていかないように注意することも大事ですね。聖書の教えを変なふうに変えて、うそを教える宗教もありますから。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□49番 「しゅイエスのひつじ」
□124番(改訂版) 「愛の主イエスは」
・羊のことをしらべよう(羊の写真、絵を集めておく)
・羊飼いはどんな人でしょう
・良い羊飼いさんはどんな方でしょう
・普通紙A4大きい○(半径7cm)1個中○(半径3.5cm)3個小○(半径2cm~)3個をはさみで切り取る
・図のようにそれぞれ折って組み合わせると、すわった「ひつじ」ができます。
・共同で99匹の羊とまいごの羊をつくって、お話をしてもいいですね。