2009年8月23日 聖霊降臨後第12主日
マルコ6:45-52 ゼファニヤ3:18-20 エフェソ4:1-16

今週の聖句

「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」
マルコによる福音書6:50

ねらい

①わたしたちがどこにいてもイエス様はわたしたちの救い主です。

説教作成のヒント

・弟子たちにとってガリラヤ湖は知り尽くした場所であり、突風の時にどうすればよいかは心得ていた。しかし、時に経験を越え、知識も及ばない出来事が襲う。弟子たちの視野にイエスのお姿は入らず、海の嵐しか目に入らない。

・そばを通り過ぎようとされたイエスの姿を見た弟子たちはイエスを幽霊だと思い込み、恐怖におののいた。イエスはすぐに弟子たちに声をかけられた。弟子たちはイエスの存在がわかったとき、恐れから解放された。

豆知識

・45節、「ベトサイダ」は、ガリラヤ湖の北側の岸、ヨルダン川がガリラヤ湖に注ぐ河口の東側にある町。そこはペトロ、アンデレ、フィリポの出身地であった(ヨハネ1章44節)。

・46節、「祈るために山へ行かれた」は、イエスが祈ることに専念するために山に登ったことを表す。

・48節、「夜が明けるころ」は、「第四夜回りのころ」である。「夜回り」はローマ軍の夜警のための時間の数え方であった。午後6時から翌朝の6時までを4等分し、四交代で見張りをしていた。第四夜回りのころとは、午前3時から6時までの時間帯である。

・48節、「通り過ぎる」は神様がここにおられることを表現している(出エジプト33章21?23節)。神様はモーセに後ろ姿をお見せになるかたちで表れてくださり、モーセをほったらかしにされたわけではない。

説教

イエス様の弟子たちは、イエス様の命令通り、杖1本だけを持って宣教活動をしました。無事に終えて、自分たちが行なったことをイエス様に報告しました。弟子たちはイエス様からお休みをいただいたものの、イエス様に助けを求める群衆によって、弟子たちはじゅうぶん休むことができませんでした。

でも、弟子たちはお休みをとれないかわりに、イエス様の大きな奇蹟をまた間近に見ることができました。たった5つのパンと2匹の魚が5千人の大人の食事となってみんな満腹した奇蹟です。「イエス様の力はすばらしい」と弟子たちは思いました。でも、それだけではありませんでした。「あのイエス様の弟子である自分たちも、特別な存在かもしれない」という特権意識のようなものを持ったと思います。イエス様は弟子たちを船に乗せて向こう岸へ行くように言われました。

イエス様は弟子たちと群衆と別れて山でお祈りをされました。

夕方が過ぎ、夜になりました。弟子たちが乗った船は湖の真ん中です。

突然、大きな風がビューっと吹いてきました。ガリラヤ湖は突然、大嵐になります。でも、弟子たちの多くはもともとガリラヤ湖で漁師をしていました。長年の経験があります。自分たちはさっき大きな奇蹟を見せてくださったあのイエス様の弟子だという誇りもあったかもしれません。「大丈夫、大丈夫。このくらいの嵐は、よくあることよ」と言ったものの、嵐はなかなかおさまりません。「なんてこったい。こんな嵐は経験したことがない」「前に進まないぞー」「しっかりつかまれー」。今まで経験したことのない大きな嵐はおさまりません。「こんな大嵐の中、どうしたらいいんだろう」「生きて帰ることができるだろうか」と弟子たちはしがみつきながら思いました。すると、夜が明ける時間、向こうから湖の上を歩いて来る人がいます。「人が湖の上を歩けるものか」「幽霊だろうか」。その人は船を通りすぎようとします。「そうだ、幽霊だ」「幽霊だ。幽霊を見てしまった!」。弟子たちは恐ろしくなって大声で叫んでしまいました。

弟子たちが幽霊と間違えた人が声をかけてくださいました。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」。イエス様の声でした。イエス様が弟子たちの船に乗られると、なんと風は静まりました。

弟子たちはイエス様から選ばれた弟子ということで少し自慢げでした。でも自分たちの手に負えない大嵐の中で、イエス様の奇蹟を見たことも自分たちはイエス様の弟子であることもすっかり忘れてしまいました。イエス様はそんな弟子たちをおしかりになりませんでした。イエス様が神様の子である本当の力を見せてくださいました。大嵐ですらイエス様に従いました。弟子たちはこの出来事を忘れることはなかったと思います。イエス様は、弟子たちが困ったままにはされません。わたしたちもそうです。わたしたちがイエス様を忘れているときもいつもそばにいてくださり、助けてくださいます。

分級への展開

さんびしよう

*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より

□35番 「しゅわれをあいす」

□改訂版124番 「愛の主イエスは」

やってみよう

☆信じて歩こう

<用意するもの>

目隠し用のタオルなど2人に1枚(もしくは持ってきてもらう)

①2人ペアになって、1人が目隠しをする。

②もう1人が、声だけで誘導して教会の中や庭を歩く。

③次に、しっかり手をつないで同じように歩いてみる。

④今度は、目隠しする人を交代して同じように、声のみ、手をつないで歩いてみる。

⑤声だけの時と手をしっかりつないでいた時とどうだったか話してみる。

「イエス様は、みんなの手をしっかりとつないで歩いてくれます」

最後にみんなで輪になって隣の人としっかり手をつないでお祈りしましょう。