①イエス様は宣教のために弟子たちを遣わしてくださった。
・弟子たちの伝道の内容は「悪霊の追放」と「福音の宣教」であり、基本的にはイエスの働きと同じ内容であった。
・二人が一組になって行動するのはユダヤの習慣であった。
・8節「杖」は野獣を撃退するために用いられた。ここでは旅をする際の危険防止のための杖である。
・巡回伝道者から教えを聞く者が、伝道者のために宿泊や必要なものを準備するのが当時の習慣であった。より良い待遇で迎える家があっても、そちらに移るようなことはしてはならないとイエスは命令した。
・ユダヤ人が外国旅行をしてパレスチナに帰った時、異教の汚れを聖なる地に入れないために国境で足の埃を払う習慣があった。福音の宣教を拒否する者たちにも同様に「足の裏の埃を払い落とす」(11節)という象徴的な行為をイエスは命令された。
・13節「油」は古代には医薬品として用いられた(イザヤ1:6)、弟子たちは油を塗って病人をいやした。しかしイエスはいやしのために油を用いられなかった。ている。安息日が終わればその規定は解かれるから、香料を買いに行くことができるわけである。
ある日、イエス様は12人の弟子たちを呼ばれました。「これからみなさんを村や町へ宣教のために遣わします。」
これを聞いた弟子たちはびっくりしたと思います。イエス様と出会って、まだあまり年月が過ぎていなかったからです。
イエス様は言われました。「旅には杖1本しか持っていってはいけません。ただ、履物は履いていきなさい。パンも入れ物も、お金も持っていってはいけません。下着も1枚だけです。」弟子たちは、またまたびっくりしました。イエス様は厳しいなあと思いました。わたしたちが旅行に出かけるとき、かばんの中には日にち分の着替えや洗面道具、バスタオルを入れますね。薬やいつもより多めのティッシュも入れると思います。お金も多少はなければ不安です。大きな荷物になります。でもイエス様が持っていくのをゆるされたのはわたしたちの必要最小限にとても満たないものでした。
続けてイエス様は言われました。「目的の家に入ったら、そこでお世話になって神様のお話をしなさい。もし、目的の場所でみなさんが話す神様のお話を聞いてもらえないときは、足の裏についたほこりを払い落として次の町に行きなさい。」
弟子たちはイエス様が命令されたことができるだろうか不安になりました。でも大丈夫。イエス様は弟子たちを二人ずつ組にしてくださいました。わたしたちも一人で知らないところへ行くよりも、だれかお友だちが一緒だと安心ですね。たとえ泊るところが見つからなくても、二人なら心強いです。神様のお話をしていて途中でわからなくなっても助け合うことができますね。
弟子たちはイエス様の命令どおり、出かけました。弟子たちが語った神様のお話は、町や村の人々の心を暖かくしました。いつも会堂でラビ(先生)から聞くお話とは全く違っていました。たくさんの病気の人がいましたけれど、弟子たちが油を塗ってあげると治ってしまいました。弟子たちは、イエス様から汚れた霊を追い出す力をもらっていたことが本当だと感動したと思います。弟子たちがした神様のお話も、病気の人のいやしも、イエス様がしてくださったことと同じでした。弟子たちは神様がおられることを身をもって知りました。
イエス様は神様のお話を広い地域の人たちに知ってもらうために、弟子たちを用いられました。弟子たちの旅の荷物が極端に少なかったり、出会ってまだ年数があまり過ぎていない弟子たちを用いられることを思うと、イエス様がされることはわたしたちの考えをはるかに越えていることがわかります。でもわたしたちはイエス様のわざを通して、イエス様がいつもわたしたちと一緒にいて守ってくださることを知らされているのです。
*讃美歌は”こどもさんびか”(日キ版)より
□129番 「どんどこどんどこ」
□改訂版106番 「どんどこどんどこ」
<用意するもの>
空のミルク缶、空のコーヒー缶(蓋がしっかり閉まるものならお茶缶や海苔缶などでもいい)、新聞紙、ガムテープ
A:牛乳150ml、砂糖40g、バニラエッセンス1,2滴、生クリーム50ml
B:氷、塩(氷100gに対して30g)
①コーヒー缶にAの材料を入れ、蓋をしてガムテープでしっかり封をする。
②ミルク缶の中にコーヒー缶を入れて、まわりに氷を詰める。
③お塩をたっぷりぐらい入れて、蓋をしてガムテープでしっかり封をする。
④新聞紙でぐるぐる巻きにし、さらにガムテープでぐるぐる巻いてボールにする。
⑤みんなで輪になり、4つに区切ったみことばを言いながらサッカーをする。「一二人は」キック「出かけて行って」キック「悔い改めさせるために」キック「宣教した」キックを何度も続ける。15分ぐらいで、おいしいアイスクリームが出来上がります。
※お塩が少ないとうまくできません。